栗林 公毅さん(第3期)

1、野辺山ウルトラの魅力は何ですか?

  • 20回走っても毎回変化を感じるコースと、大会を通じて知り合った人々とのつながりです。
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2、一番印象に残っている出来事

  • 野辺山の走り方を1から教えてくれた師匠、毎年少しずつ変わってきたコース、灼熱や雷雨の中で超えた馬越峠・・・21年も走ってくると沢山あります。

  • でも、一番印象に残ったのは、昨年の大会。ユプシロン挑戦と言うことでこれまでに無いほどの事前準備と、いざという時の対策を施していたはずなのに、ラスト2kmでリタイヤ宣言しようとしたこと。
  • しかし、その危機を救ってくれたのは、同じ長い道のりを駆けてきた同志や仲間からの温かい声であり、スタッフの方々や沿道で応援してくれる人たちがくれた元気でした。

  • 98kmも走ってきたのに、残りの2kmが果てしなく遠く辛く感じ、制限時間内のフィニッシュを諦めようと思うほど心が折れかけたところから、何とかゴールまで辿り着いた時の感動、ゴール前後で待ってくれていた仲間の姿は今でもハッキリと蘇りますし、蘇るたびに胸が熱くなります。(この文章を作成しながらも)
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3、普段の練習方法、野辺山対策の練習方法を教えてください。

  • 普段の練習時間が取れないため、月に1or2回20~30kmのロング走をする程度で月間走行距離も100~150kmとあまり走れていません。そのため、対策として3月と4月にフルマラソンを走るようにしています。 
  • フルマラソンを走る事で距離への不安を少しでも減らすことと、レースを入れることでそれに向けた練習に対してのモチベーションアップが目的です。 
  • 後はレース前の体調管理はデカフォレストになる前から継続しています。後半必ず内臓疲労が出ますので、飲酒を控えたり睡眠不足にならない様に出来るだけ休めます。
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4、野辺山の攻略方法を教えてください。(暑さ寒さ対策、最初・最後の難関、ペース配分、必需品等)

  • ・寒さ対策ですと、ここ数年はそこまで厳しくないのですが、スタート前の寒さ対策として大きなポリ袋をかぶってスタートします。降雨時はワセリンも塗ったりして関節やお腹が冷えない様に気を付けてます。
  •  ・暑さ対策ですと、一枚インナーを着ることです。山用もしくは自転車用の薄手で伸縮性のあるインナーを着ることで、寒さ対策だけでなく汗によるベタつきや不快感を避けられますし、いざという時の寒さ対策も兼ねられます。 
  • ・難関は、『ココです!』と言うところはありませんが、馬越峠を越えた後の長い長い下り坂は、苦手でいつも苦しんでいます。 
  • ・ペース配分は、無理はしないペースを心がけてます。昔はタイムを狙った時もあったのですが、違和感を覚えてやめました。今は、絶景を目で、鶯の鳴き声や流水や滝の音は耳で、そして蕎麦や果物をはじめとした地元の味を舌で楽しまなくちゃ、と各ポイント毎に楽しめるペースで走っています。
  •  ・必需品は、いざという時の補給食と言うほどでもありませんが、塩分タブレットをいくつかカードの裏に貼りつけています。最近はエイドが充実してきたので、道中何かあった場合
  • でもエイドまで持てば何とかなるかな、と。
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5、あなたにとって「野辺山ウルトラマラソン」とは何ですか?

  • 自分のマラソン人生の中で最後まで持ち続けられる“目標”だと思います。
    もちろんトラックレースからフルマラソンまで、色んな大会を走る事は続けますが、エントリー開始初日に申し込むのはこの大会だけです。笑
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6、野辺山ウルトラマラソンに参加するランナーへメッセージ・アドバイスをお願いします。

  • 「肩肘張らずに八ヶ岳の自然を一日踏みしめて、ゴールまで来て下さい。感動もあれば苦しい事もありますが、頑張った一日を振り返るととても楽しいですよ♪」
  • これは10年前にデカフォレストになった時に思った事です。今も全く変わらないので敢えて同じ言葉を使わせていただきます。良かったら一緒に走りましょう。また、走っている自分を見かけたら是非ひと声かけてくださいね。一人でも多くの人と道中ご一緒できるのを楽しみにしています。。

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