世界遺産を守る「塗り絵プロジェクト」(2020年度シリーズ~)



日本ユネスコ協会連盟では、人類共通の遺産を将来にわたり保護、継承していくには、次世代にその価値や意義を伝え、遺産を守っていくための意識を育むことが大切だと考えています。
世界遺産「アンコール」のあるカンボジアのシェムリアップ州は、世界中から観光客が訪れる著名な観光地ですが、周辺に住む人たちの多くはアンコール遺跡を訪れたことがなく、その歴史について学ぶ機会も少ない状況です。
そのため、遺跡の一部を建築材として持ち去ったり、売買したりする問題が発生しています。
そこで、日本ユネスコ協会連盟では、将来、遺産を守る担い手となる子どもたちに向けた教育、普及啓発活動として、アンコール遺跡群をモチーフにした塗り絵教材を制作しています。それらの教材を用いて、子どもたちに、アンコール遺跡の歴史や文化を伝えています。
アンコール遺跡の歴史、および遺跡に使用されているモチーフの意味や神話などについて授業の中で学んだ後、実際に遺跡を訪問して、学びを深めています。
大会及び参加者からの寄付金は、この「アンコール教育教材開発プロジェクト」をはじめとする世界遺産の保全活動に役立ちます。
©NFUAJ
優勝したあなたの名前が、カンボジアの「アンコール」の地に刻まれます(2017年~2019年度シリーズ)
大会及び参加者からの寄付の証としてアンコール遺跡近郊の銘板に大会名と代表者(100kmの部優勝者)の名前が刻まれ、ウルトラマラソン優勝者の名誉がアンコールの地に残ります。

↑2017年度シリーズ優勝者の名が刻まれた銘板
※この銘板は、アンコール遺跡「バイヨン寺院シンハ像・ナーガ像彫像修復プロジェクト」終了後、銘板も含めてカンボジア政府の管理となります。
※同修復プロジェクト終了に伴い、2019年度を持って優勝者の銘板刻印は終了いたしました。