チャレンジ富士五湖、「挑戦」のために。第1回「コース」

チャレンジ富士五湖

 第1回の優勝者からのメッセージはチャレンジ富士五湖の「コース」について。
 長い長い距離を走り続けるウルトラマラソンでは、いくつもの「難関」を越えていかなければなりません。時にそれは自分自身の「気持ち」であるかもしれませんが、ここではコースのポイントについて語っていただきます。
 踏ん張りどころは?何を目指して走るの?そんなみなさんの疑問に応えてくれるハズ。

 まずは前回優勝者の紹介から。

神宮浩之さん 神宮浩之さん(神奈川県)112km男子優勝 8:21:23
富士五湖参加回数:6回
自己記録
・チャレンジ富士五湖 117kmの部 8時間55分(2006)

寒川陽子さん 寒川陽子さん(京都府)112km女子優勝 10:09:00
富士五湖参加回数:2回
自己記録
・篠山ABCマラソン フル 3:00:07(2009)
・サロマ湖ウルトラ 100km 8:55:18(2007)

大谷祐美さん 大谷祐美さん(東京都)100km女子優勝 8:34:49
富士五湖参加回数:2回
自己記録
・東京国際 フル 2:56:35(2008)
・チャレンジ富士五湖 100km 8:34:49(2008)

能城秀雄さん 能城秀雄さん(千葉県)72km男子優勝 4:47:10
富士五湖参加回数:3回
自己記録
・サロマ湖ウルトラ 100km 6:36:41(2004)

能勢結希さん 能勢結希さん(東京都)72km女子優勝 5:47:57
富士五湖参加回数:4回
自己記録
・サロマ湖ウルトラ 100km


「コース」

富士五湖コースマップ

神宮さん 神宮さん
「最後の上り坂を忘れないこと!(112kmなら105〜110kmくらい)。
西浜小学校前の上り坂だが、そこを抜けると西湖が待ってます。」

寒川さん 寒川さん
「何と言っても朝焼け・夕焼けの富士山!特に朝焼けは112kmスタート直後、忍野に向かう下りでないと見れないので、富士五湖走るなら断然112kmがおすすめですよ。
 河口湖あたりが112kmコースではちょうど42km地点あたりになり、以降まったりとした湖畔風景を巡るのがだんだんしんどくなってきます。68km地点本栖湖駐車場エイドを過ぎ、本栖湖を回った後は100km、72kmの選手と一緒にゴールを目指せるので元気が沸いてきます。最後2kmの上り坂は執念で乗り切りましょう(笑)。」

大谷さん 大谷さん
「西湖のあたり、前後に人が見えず一人旅になると精神的につらくなります。
 走っているうちに湖が変わり、それぞれの表情を見せてくれます。観光地化されて、多くの観光客の方もいる河口湖や山中湖。自然そのままが残っている西湖。その湖の周りを走りながら近くなったり遠くなったりする富士山を常に眺めています。
 ただ、湖の周りにいる多くの釣り人の方を見ると「何で走ってるんだろう??」とつい自問してしまいますが・・・。
 辛くなったらエイドの人とお菓子を楽しみにエイド間インターバル的に走って凌ぎました。特に、各エイドにおいてあった、たけのこの里、きのこの山を目指して走り続けました。また、後半の選手がバラけた辺りではエイドから名前を呼んでの応援がいただけます。名前を呼ばれると目が覚めるような思いになり、いっそう頑張れるようにもなります。フィニッシュの競技場で名前を呼ばれるのも最後の力を出し切るきっかけになります。
 その手前の最後の上りは最後だと思うと頑張れますよ。」

能城さん 能城さん
「気温差があるので着替えを準備しておくのがおすすめです。
 河口湖辺りまで来るとスタート時と比べてあったかくなりますが、西湖にいくと標高差のためか涼しく感じるようにもなります。また、日没が近くなると気温が下がるので、西湖を過ぎたエイドで着替えるのがおすすめです。
 それぞれ湖に向かうときに坂があります。坂道は無理をしないことです。」

能勢さん 能勢さん
「スタートしてから下りがだらだら続きますが、そこで足を使ってしまうと20km、30km辺りの上りやラストの坂がかなりきついと思います。前半は抑えて走れば大丈夫だと思います。あとはエイドにあるいろんな食べ物やきれいな景色を楽しみながら走ることです。
 一番は自分自身が楽しむことです!!」

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