「デカフォレストに聞きました」第5回 中野 克彦さん

野辺山ウルトラマラソン「デカフォレスト」
デカフォレスト 中野 克彦さん
中野 克彦さん(静岡県)

野辺山初参加年:1997年
野辺山初完走年:1997年
野辺山完走回数:10回


1、普段の練習方法を教えてください。(月間走行距離、年間大会参加数など)

  • 毎朝、継続可能な程度の筋トレ。(スクワット、踵上げ、腹筋、背筋、腕立て、懸垂)
  • 平日夜は余裕がある限り、体調と天候次第で5km〜10kmのジョギング。
  • 週末は時間次第で15km〜20kmのジョギング。
  • 月に一度程度、ハーフマラソンを中心に大会出場。

 中野さんの練習で一番のポイントは「自分に無理を課さない」こと。その日の気分や都合でコースや時間も変更するそうです。「速く」から「強く」への目標転換も中野さんの練習に影響を与えているとか。「野辺山の翌日にも仕事で走り回れる」中野さんは「強い」ランナーといえるのではないでしょうか。
 また、レース参加も「楽しめる大会」を基準に、その時々の自分の成果を計れるように同じ大会に参加されることも多いそうです。普段の練習の成果を改めて実感できる場が大会なんですね。


2、野辺山ウルトラ完走攻略は?(最初の難関、最後の難関、必需品など)

 自分の場合、大事なのは「気持ち」です。平常心で、体調を維持して当日臨むこと。力まず、焦らず、前半の小海までをどれだけダメージ少なく、楽しく走れるかが重要。  後半は「痛いのは当り前、辛いのは当り前、長いのは当り前、」皆も同じ…我慢です。ただ、常に自分がゴール手前を走っている姿やゴールの瞬間を想像して走っています。「普通の人間の能力なら誰にでも出来る。だから、努力すれば自分にもできる。」


3、デカフォレストを目指した瞬間はいつでしたか?(もしくは、目指したきっかけ)

 昨年、エントリー後に主催者側から知らされて初めて自覚しました。例年は「その時点の自分の精一杯を尽くせば、完走の可否は結果」と、気楽に臨んでいましたが、自分が「10回完走者デカフォレスト」候補者だと意識したら緊張しました。いつになく「今年は絶対完走したい」と思うようになりました。

 完走を重ねるごとに目標が曖昧になっていったという中野さんにとってデカフォレストは「久しぶりにわくわくしながらスタート」できたレース。また、デカフォレスト達成により心機一転、新たな気持ちで大会に参加されるようになったそうです。


4、デカフォレストになった瞬間の気持ちを教えてください。

 正直、自身はいつもと特別な気持ちは無かったが、ゴールで待っていた妻らから「凄いことだよ」などと言われたり、主催者のコールや写真撮影、記念のポロシャツをいただいたりして、時間が経つごとにじわじわと達成感が増して来ました。


5、デカフォレストになって変わったこと、良かったことはありますか?

 デカフォレスト以前から野辺山の完走経験は、日常や仕事などで困難が起きたとき、「あの痛みだって耐えたられたんだから」と、勇気付けられます。


6、あなたにとって「デカフォレスト」とは何ですか?

 野辺山の常連参加者。家族の中では「意味がわからないけど、お父さんは野辺山で凄い事をしたみたい」称号


7、デカフォレストを目指すランナーへメッセージをお願いします。

 楽な目標はありません。とにかく諦めないこと。達成はその結果、時間の問題です。


 今では野辺山が家族や仲間との年間イベントとなっていると言う中野さん。
 これからも野辺山を走り続けてください!


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