「デカフォレストに聞きました」第20回 浅野 徹さん

野辺山ウルトラマラソン「デカフォレスト」
デカフォレスト 浅野 徹さん
浅野 徹さん(岐阜県)

野辺山初参加年:1999年
野辺山初完走年:1999年
野辺山完走回数:10回


1、ウルトラを始めたきっかけは何ですか?

 フルマラソンよりも、長い距離に挑戦して自分の意志をためしてみたかった。
 どうせなら、切りのいい100キロを、ということで野辺山がウルトラの最初のレースになりました。

 野辺山で100kmを走るまでは10~15回くらいのフル経験であったという浅野さん。ランニング暦4~5年でのウルトラ挑戦でした。
 そして初ウルトラの感想は?「長かった・・・」フルマラソンには慣れた身体にも野辺山の100kmは厳しかったようです。


2、野辺山ウルトラへ参加のきっかけは何ですか?

 先輩走友がこの大会に参加されているのを見て、自分も挑戦してみようと思いました。
 初参加のときは、コースの厳しさに本当に驚きました。今にして思えばよく馬越が越えられたなと思います

 浅野さんの語る先輩走友とはなんと初代デカフォレストメンバー。100kmを走ることを誇りに思っているその先輩の言葉に背中を押される形で初野辺山。半分走り終わって「まだ半分?!」とその距離に唖然。とにかく厳しい100kmで、身体もボロボロ・・・。振り返ればワーストタイムでの完走だった初回は「一番忘れられない大会」でもあるそうです。
 そんな浅野さんも3~5回目はタイムを狙って走っていたそうですが、今はとにかく「楽しんで」野辺山を走っているそうです。そして初代デカフォレストの先輩とは今でもお互い刺激しあいながら頑張る仲。同じ市に住んでいて、練習場所も一緒だとか!たまに出会うこともあるそうです。身近に刺激しあえるランナーがいるのはうらやましい限りですね。


3、野辺山ウルトラの魅力は何ですか?

 山が好きなんです。八ヶ岳にも何度か登ってます。その山麓を走れるこのコースが大好きです。スタートで正面に勇姿を仰ぎ、ゴールでまた向かえてくれる、まさに八ヶ岳に乾杯!

 登山も楽しむ浅野さんは「いつも登っている八ヶ岳を見ながら走るのが最高!」とおっしゃいます。そんな浅野さんのコース上おすすめ景色は「稲子湯の上から見える景色」。皆さんも野辺山の魅力を感じるためにも稲子湯で景色を眺めてみてはいかがでしょう。
 そして、浅野さんにとって山に登るために始めたランニングが今では登山と同等に。これからも登り続け、走り続けられることでしょう。


4、デカフォレストを目指した瞬間はいつでしたか?(もしくは、目指したきっかけ)

 10年前、始めた時は、まさかこれだけ続くとは思ってもみなかった。意識したのは、9回目ぐらいかな、ここまで来たら何とか10回達成を目指そうと、がんばりました。

 ゴール後写真撮影をするうちに「デカフォレストか・・・」と実感したそうです。走る前はあまり意識をせずにレースに臨んだ浅野さんでした。


5、デカフォレストになって変わったこと、良かったことはありますか?

 まだ実感がないです。

 今大会はいよいよ緑のナンバーカードをつけての出走。「恥ずかしい走りができないな~」と思うようになった浅野さん。しかしそれでも「格好付けずに自分の走りを」心がけるそうです。


6、あなたにとって「デカフォレスト」とは何ですか?

 1つの節目となりました。あとどれだけ続けられるかわからないが、新たな気持ちで今後も今まで通り、八ヶ岳の勇姿を楽しみながら、挑戦していきたい。


7、デカフォレストを目指すランナーへメッセージをお願いします。

 ゴールした時のあの達成感を思い起こしてがんばりましょう。
 一歩一歩進めば必ずゴールできる。


 身体がボロボロになるほどの経験をしながら走った10年前、記録を狙った5年前、そしてレースそのものを楽しむことができるようになった今。「必ずゴールできる」その信念こそ浅野さんが野辺山を走り続ける秘訣なのでしょう。



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