コース・特徴

その景色が絶賛される、丹後100kmウルトラマラソンのコース。
最高地点の標高だけで言えば、碇高原がようやく400m*に達するが、
この標高だけでは決して想像することのできない過酷さがこの大会にはあります。
山陰海岸の地形が織りなす起伏にとんだこのコースでは、何度も続くアップダウンがランナーから体力を奪うとともに、
海岸沿いに見るその景色が先へと進む活力を与えてくれます。
出走したランナーはコース上にある地元特産品のエイドステーションや
コース最後のVロードでの応援など、京丹後からのおもてなしを受けつつ、フィニッシュを目指します。
ぜひ一度丹後100kmウルトラマラソンを体験してみてください。
 
*シリーズ他大会の最高地点:チャレンジ富士五湖 1,058m、飛騨高山ウルトラマラソン 1,345m、日光100kmウルトラマラソン 1,310m、白山白川郷ウルトラマラソン 1,450m

第19回大会での変更箇所
・第5給水付近、新規バイパスの開通により一部コース変更しています。
・第2関門が「弥栄庁舎」より「弥栄地域公民館」へ変更となりました(昨年より約100m先)。
・第27給水が「三津ロードパーク」より「三津塩工場」へ変更となりました(昨年より約100m手前)。

高低図

高低図

コース紹介

コース紹介① スタート~七竜峠

朝4:30、100kmの部がアミティ丹後の前からスタートします。
海沿いへ出ると浅茂川地区になります。第10給水の浅茂川漁港が右手に見えるかもしれませんが、スタート後はこのまま磯地区を目指します。
まだ身体が起きていない状況での上り坂は、心肺機能や筋肉に負担がかかります。
自分の身体を目覚めさせるくらいの気持ちで、ゆっくり上っていってください。
9月の日の出は5:40頃。第2給水の七竜峠に到着する頃にはだんだん空が白み始めます。
写真の撮影時刻は5:30。奥の方にうっすら朝焼けが見えています。
久美浜まではずっと西へ向かうコース。天気が良ければ太陽がランナーの背中を押してくれるはずです。

コース紹介② 浜詰地区へ

七竜峠を向けると浜詰地区になります。風情のある浜詰の温泉街があり京丹後のリゾート地になります。
10km地点付近では沿道からの応援があり、峠を越えてきたランナーにとって嬉しいポイントです。
この浜詰から久美浜にかけての海岸沿いではおよそ8kmの起伏が続きます。腕振りとテンポの取り方に気を付けて走り抜けてください。
夕日が美しいと有名な観光スポットに「夕日ヶ浦」がありますが、残念ながらランナーが通り過ぎるのは午前中。大会前日、選手受付が終わった後に脚を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

コース紹介③ 久美浜湾

久美浜湾周辺はアップダウンの多い丹後ウルトラマラソンのコースでは比較的平坦なコースです。
60kmのスタートでは整列前の準備運動が恒例。さわやかな空気の中、みんなで準備運動をしてからスタート整列をするのは丹後ウルトラ60kmの部の特徴です。スタートしてすぐ、印象的な古い町並みを走り抜けます。
久美浜湾にはカキ棚が広がっており、その町並みと養殖風景はそれぞれ京都府の文化的景観。9月に堪能できないのが残念ですが、肉厚でプリプリの「久美浜かき」が名物です。
第6給水へ向かう途中に100kmの部の25km地点、小天橋を抜けてコースは再び日本海側へ、そして再び七竜峠の登り、網野に戻ります。

久美浜湾

コース紹介④ 第1関門 海山園

さあ、もうすぐ峠の復路!っと思うかもしれませんが、ここを忘れてはいけません。100kmの部の第1関門、海山園です。
七竜峠に入るまでは、比較的フラットなコースが続きます。
ここでのスペシャルエイドは「へしこおにぎり」*。へしこは青魚の塩漬けをぬか漬けにした京丹後の伝統料理。程よい塩かげんのおにぎりはこの後のランのエネルギーになってくれることは間違いなし!
こちらの関門は29.6km地点、8:40の制限時刻になっています。
*2018年大会実績になります。

 

コース紹介⑤ 浅茂川漁港

第1関門を抜け、峠を越えると、コースは第10給水 浅茂川漁港に入ります。
ここにはファイテン元気ステーションがあります。
路肩にあるような給水所とは違い広さがあるので、ケアブースでケアを受けたり、峠で疲れた体を癒したり、昨年は気温が高かったので、かぶり水をかぶっている方が多くいました。
あまり休憩をとるとその後がつらい、とあまり休まない人、時間を決めて休憩をとる人、ランナーそれぞれの走り方がありますよね。皆さんはどちらでしょうか?
コースはこの後、八丁浜を抜け、弥栄、碇へと向かいます。
乳酸がたまり始めて硬くなってきた筋肉を、ぜひここで少しでも緩和させてから次へ進んでください。