2008年7月アーカイブ

080730.jpg久しぶりに東海道を大阪から大磯まで車で走った。本当は旧東海道を辿りたかったのだが、時間と目的の都合上、現代の道と旧道を交えて走った。「道」の周囲はまさに世相を反映していた。バブルが弾け記録的な長期不況をくぐり抜けたあとに日本を襲ったのは統一性のない業種を選ばない「凹凸ある回復」、つまり、好不況が偏在する、という“回復”を普遍的には実感させない回復と投資に振り回される物価の高騰、さらには無為無策の政治、先行きに希望を見いだせないほど混沌とした社会だけが現出された。「道」はそれらを如実に物語る…。補修されない荒れた道路、倒産して稼働していない店や工場、シャッターの降りた商店街など、世相が浮き彫りにされた市や町が次から次に車窓を過ぎていった。本来、国の施策が円滑にゆき、地方行政に浸透していれば、大阪~大磯間500キロの道路沿線も落ち着きと自然の調和を感じさせるものが漂っていてもおかしくないのではないか?と感じた次第である。
境目なく梅雨が明けた。気象庁の発表は「関東地方、梅雨が明けたらしい・・」だと。急激な気温上昇をもたらす夏だ。昨日、日中50分ほど走ってみたがやはり、日中のランニングは危険。事前にかなりの水分を摂ってスタートしても追い付かない。帰ってきて腕をみたら軽く鳥肌状態。これは脱水の予兆。かかってしまうと簡単には回復しないし、何よりも重篤になる恐れがあるから、まず、日中のランニングは極力避けて、3時以降夕方のランニングを勧めたい。大体、今から二十年くらい前まで、夏の暑さといっても、せいぜい32~3度だったはず。35度とか37度は異常気象に数えられたものだ。自然環境も破壊してしまう人間って、本当に罪深い生き物だと、走っているとつくづく感じずにはいられない。
衛星放送で市川崑監督の「東京オリンピック」を観た。制作は1964年でオリンピックが東京で開催された年。公開された当時、作品評では駄作、とされていたような気がする。当時十代だった私も劇場で観た。カラーが美しく、部分スローの表現が印象に残っている。東京大会では80メートルハードルの依田郁子さんが決勝に進み、その活躍が期待されていた。依田さんがスタート前、集中力を高めるために村田英雄の「王将」を口笛で吹いていたことも後日話題になった。マラソンの円谷幸吉がラストの競技場で英国のヒートリーに抜かれ銅メダルだったことも、後に悲劇的に扱われたことで覚えている。円谷は父親に「走れません、もう疲れました」の遺書を残して自殺したのだが。 映画に話を戻そう。当時は駄作と云われたが、実は市川崑監督、このドキュメント映画の作品意図が一般観客が求めがちになる成績や個人の思いを描いたのではなく、オリンピックを開催国の民衆や関係者、選手の表情、声、パフォーマンス前の準備動作、競技中の表情、国の対応内容の断片、などを通じて描きたかったらしく、いま、改めて見なおすとその感性、完成度は秀逸である。ランナーには是非、一度観て欲しい作品である。
○神奈川県建築設計協会 創立40周年記念祝賀会「スポーツ大会を機軸にした地域づくり」
○神奈川県警察 麻生警察署「我が裏方人生・24時間テレビマラソンと共に歩んで」
○経営首脳者労務安全衛生セミナー「マラソンへの熱き想い」
○平塚商工会議所 新春公開セミナー「挑戦〜限りないゴールを目指して〜」
○東海大学 湘南望星ゼミナール「なぜ“走る”ことがビジネスになるのか?」
○糖尿病の予防と治療を目指してグリコヘモグロビン認知向上運動「糖尿病についての正しい知識を学びながら、楽しく健康ウォーキング」
○平塚市立神田中学校 生き方講演会「誰かの支えでがんばれる」

 ほか、ランニングセミナー多数

大阪USJ探訪記

2008年7月 2日
大阪USJ探訪記大阪USJに行った。平日の午後にも関わらず、かなりの人が訪れていた。係の人に聞いたら「2万人くらいでしょう」とのこと。すごいものだと感じた。国内のアミューズメント、採算ベースに乗っているのはTDSとここくらいだろう。園内はさほど広いとは感じなかったが、スパイダーマンやジョーズ、ETなどユニバーサルの人気映画のキャラクターが溢れていて、TDSのようなイベントもやっていた。若い人やこどもにとっては楽しく、夢のあるアミューズメントなんだろうが自分の中では湧き立つものがなかった・・・年のせいだろうか?園内の清潔さはTDS同様だったが、係員の客対応は機械的でぬくもりを感じることができなかった。日本国内でのアミューズメント運営は難しいのだろうが、サービス事業として成功して貰いたいものだと感じた。すべては「人づくり」である。

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