アースマラソンサポート記 北米横断15日目

2009年3月29日
 今日はアースマラソン2回目の「Run with KANPEI」day。

 KingmanのMOHAVE MUSEUMの集合場所には親子連れ20人あまりの皆さんが集まって寛平さんを待ちわびていた。みなさんから差し入れをどっさり頂きました!おにぎり、玉子焼き、豆腐のすき焼き風煮込み、お好み焼きからイチゴ、パイナップル、ビールなどホントにたくさん頂き、それぞれがすべて手の込んだこころづくしの品々ばかり(寛平さんはもとより、サポートスタッフ全員がモーテルに戻ってから貪るようにしてご馳走になりました)で、在米の日本のみなさんの温かい気持ちを肌とお腹で感じることができました。なかにはメッセージがついたおはぎまであり、一同感激。

 寛平さんから皆さんにお礼の挨拶、「みなさんホンマありがとう!頑張りますネ。ほな、みんなで走りましょか?」寛平さんのリードでKingmanの町を走る。町並みは旧き良き時代のアメリカ的な佇まいが色濃く残り雰囲気がある。初めて走る人も多いし、子どもと一緒に走る人もいる。Run with KANPEIではアメリカに住んでいる日本人にとってはエポックな出来事だし、普段交流のなかった日本人同士の新しいネットワークをつくってゆくような役目も結果的に果たしていっている気がする。

 寛平さんの履いているシューズはニューバランスのM966で北米横断の足元を支えている。ウルトラに対応したシューズでビールのサポートもしっかりしていて、アッパーは通気性に優れたものだ。しかし、シューズの底(アウトソール)減りは異常に早い。右足は3日でミッドソールを削ってしまう。寛平さん自身も云っているが、路面をうまく使って足に負担をかけないように走るには右足をローラーのように滑らせて左足は粗いアスファルトを足で掴んで右足の動きを支える動きをする。つまり膝や股関節、脚筋のダメージを最小限に抑えて走るにはこの方法が一番、という走法に徹している結果だ。

 KingmanでのRun with KANPEIは約8kをみなさんと走って終了。寛平さんは参加者の皆さんに見送られて東を目指す。ひとときの安息から再び現実の世界に戻る。昼食は差し入れで頂いた牛肉のすき焼き風煮込みとおにぎり、玉子入り、味噌汁、じゃこの佃煮、玉子焼き、グレープフルーツ。

 さあ、あと25kmだ、がんばれ、寛平さん!

アーカイブ