アースマラソンサポート記 北米横断33日目

2009年4月19日
 今日の寛平さんは朝からテンションが上がらない。
 昨日は、一昨日の不足距離を補うべく、60.4kmを走り、走行距離を元に戻す頑張りを見せてくれた。ゴール後、インディアンジュエリーの店に行き、私と仲間のために品物チョイスをしてくれたり、ゆっくり夕食をとったりして休んだのだが、階上の客がドタバタと遅くまで騒いでいたので睡眠不足。そこへもってきてそろそろ人恋しくなってきていることや、食事のこと、身の回りのことなどもろもろが重なり、グッとテンションが下がっているらしい。走り始めてもなかなかペースが上がらない。7km過ぎから私が自転車伴走を始める。

 「今日はペースが上がらないんじゃないですか?」「そうなんや、アスファルトのとこしか走れへんから足が引っ掛かるねん。」確かに、アメリカに入ってからアスファルトの上に被さったように乗っている砂を巧みに利用した走りをずっとしてきている。これが両足とも砂のないアスファルトを走ると感覚的にも滑らずに引っかかるような踏切感があるのだ。当然、キックは強く使わざるを得ないから負担も大きくなる、というわけだ。超長距離走になると毎日毎日走っているから、こんな微妙なことが本人にとっては結構負担にもなるのかもしれない。

 伴走中はいろんな話をする。仕事のこと、家族のこと、アースの話、24時間テレビの話、多くのウルトラ愛好者の話などあれこれとりとめなく話す。そして、突っ込みが来る。風景を見ながら、建物を見ながら話す会話が、大きな和みの時間になっている。

 夕方、5時43分。今日も55kmを超える走りを見せてくれた。明日はいよいよロッキーの峠越えだ。

アーカイブ