頑張れ、寛平さん!

2010年1月15日
 たくさんの報道でアースマラソン挑戦中の寛平さんに前立腺癌が見つかったことはみなさんご承知のことと思います。
 寛平さんとは90年の出会い以来、私の人生に大きな変節を与えてくれた恩人です。この間、寛平さんがチャレンジしたあらゆるマラソンに同行させて頂き、彼の人柄とランニングへの真摯な姿勢や技術をを問わず語りに教えて頂いたわけです。勿論、今回のアースマラソンについてもはじめからお手伝いしてきました。殊にアースマラソンのようなロングランに対しては現場でできる細心のチェックはしてきていたが、病は期せずして襲来する訳で、ある意味懺悔に堪えない悔さが残ります。

 この20年間、寛平さんはウルトラの世界で心も技術も高みに昇っていました。一方の私は57歳時点で腰に決定的障害を抱えることになり、少なくとも共に走ることが難しくなってきてしまい、「走る」ということでは少なからず寂寥感を抱きながらアースに関わってきていました。

 寛平さんはこれからが本当の闘いです。その闘いは我々の想像を超えたものになるだろうし、軽々しく語れないことになるでしょうが、寛平さんがアースマラソンに賭けた思いの万分のひとつでも手伝いたい、今はそんな気持ちだけが激しく心に去来しています。
 頑張れ、寛平さん!

アーカイブ