近況1

2010年7月 4日
 しばらくです。三年前から苦しんでいた股関節痛が悪化して末期状態まで進行してしまったので夏前のこの時期ですが思い切って手術しました。みなさんに伝えようかどうしようか?かなり悩みましたがやはりありのままを伝えた方が自然、と考えて話すことにしました。

 ランニングを始めて30年以上が経ちますが、股関節に違和感を覚え始めたのは今から3年前。元々腰に爆弾を抱えていて、腰椎を保護する背筋や殿筋・腹筋は意識的に手入れも強化もしてきましたが、'07年頃から原因が特定できない股関節周囲痛がずっと続いていました。その痛みが昨年夏には鎮痛剤を借りなければ耐えられない状態にまで進行してきたので、掛かり付けの整形で精密検査を受けてみました。そこで下された診断が「臼蓋形成不全症」。つまり、股関節の軟骨が擦り減って大腿骨と骨盤が直に当ってしまう障害という診断でした。この障害は高齢者に多くみられるものですが、私の場合は長期間股関節を酷使してきたこと、元々股関節の形状が形成不全状態だったこと、腰椎手術によって臀筋が落ちたこと、これらが重なり発症が10~15年早まった、ということです。ランニングが人生の大半を占めるほど深く関わっている私にとっては走れなくなることは両足をもぎ取られるくらいインパクトあることでしたから、走りを取り戻すためにも手術を受けなければならない、と即断した訳です。あとは時期の問題と手術の内容でした。

 24時間テレビでのランナーサポートは私のライフワーク。ランナーもはるな愛ちゃんに決まり、練習も始まっていたので、8月の本番終わりにしようと思い、病院への手術予定も一旦は9月に決めたのですが、やる以上はランニング復活が目的だから早い方が良い、というアドバイスもあり、トレーニングが佳境なこの時期ですが敢えて踏切ることにしました。あとは運動に対応できる人工股関節を使ったオペをすること。

 6月21日、新たなランニングへの取り組みを目指す手術が始まりました。

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